TVアニメ『銀魂』第86話ー87話をレビュー!ネタバレ有り【感動回】
TVアニメ『銀魂』の概要
『銀魂』は2010年から2018年までテレビ東京等で放送された全367話のTVアニメです。
第1話から第265話まではサンライズが、第266話からはバンダイナムコゲームズが制作を務めました。
舞台は宇宙から『天人(あまんと)』が襲来した江戸で、万事屋(よろずや)を営む銀髪の主人公・坂田銀時を中心として物語が展開されていきます。
TVアニメ『銀魂』第86話ー第87話のあらすじ
※『銀魂』の作中には警察の役割を果たす『真選組(しんせんぐみ)』が存在しており、第86話ー第87話では真選組の人物が多く登場します。
第86話ー第87話は繋がった内容になっているため、分けながらあらすじを解説していきますね!
第86話「羊数えるのに夢中になったりして 結局眠れないことも多い」
物語は真選組隊員・沖田総悟(おきたそうご)の姉、沖田ミツバが江戸にやってくるところから始まります。
結婚の報告をしに来たミツバを真選組隊長・近藤勲(こんどういさお)は歓迎し、もてなします。
総悟もまた、病弱で苦労してきたミツバが幸せを掴もうとしていることを喜ばしく思っていました。
しかしミツバと総悟の幼なじみであり、真選組副隊長・土方十四郎(ひじかたとうしろう)はミツバに会おうとしません。
総悟は昔、十四郎が自分を差し置いて勲からもミツバからも慕われていたことを妬ましく感じていました。
かつてミツバは十四郎に好意を抱いており、きっぱりと告白を断られていたという過去もあります。
ミツバに会おうとしない十四郎を責める総悟でしたが、実はミツバの婚約者は真選組の敵にあたる闇商人だったのです。
そんな中「ミツバが発作を起こして倒れた」との知らせを聞いた総悟は、急いで病院まで走るのでした。
第87話「私と仕事どっちが大事なのという女にはジャーマンスープレックス」
総悟はミツバの元に駆けつけますが、医者からは「相応の覚悟をしておくように」と告げられてしまいます。
一方、十四郎は誰にも知らせずたった1人で敵陣に乗り込み、ボロボロになりながら必死に戦っていました。
婚約者の男は元よりミツバのことを手駒と思っており、愛してすらいなかったと下衆な言葉を放ちます。
何故来たのかと問われると、「惚れた女にゃ、幸せになってほしいだけだ」と言い放つ十四郎。
昔ミツバの告白を断ったのは、戦いでいつ死ぬかもわからない自分ではミツバを幸せに出来ないと思っていたからだったのです。
十四郎の覚悟を知った総悟や勲、銀時は駆けつけて加勢し、ついに婚約者の男を討ち取りました。
その後、ミツバは集中治療室に運ばれ、面会した総悟は自分の不甲斐なさを詫びます。
ミツバは総悟をなだめ、「そーちゃん、あなたは私の自慢の弟よ……」と告げて静かに息を引き取りました。
ミツバの手を頬に取って泣く総悟と、屋上でミツバの好物・激辛せんべいを食べながらひとり泣く十四郎。
抱いている想いの形は違えど、たしかに2人はミツバのことを心の底から愛していたのでした。
TVアニメ『銀魂』第86話ー87話の感想
真っ直ぐに姉の幸せを願う総悟と、不器用ながらもミツバを愛していた十四郎ですが、最後にミツバが息を引き取るシーンは涙が止まりませんでした……
十四郎の「惚れた女にゃ、幸せになってほしいだけだ」という台詞も格好良すぎますし、たった1人でカタを付けようとした覚悟にも胸を打たれます。
いかがでしたでしょうか?アニメ『銀魂』は全367話と長い作品ですが、どれを観ようか悩んだ際はぜひ本記事を参考にしてくださいね!