アニメ『賭ケグルイ××』の魅力を徹底解説!【ネタバレ有り】
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『賭ケグルイ』は『月刊ガンガンJOKER』で2014年から連載中の河本ほむらさんと尚村透さんによる漫画作品。
本作は独自の階級制度が採用された名門私立学園で、ギャンブルを何よりも愛する主人公が活躍する学園・ギャンブル物語です。
単行本はスクウェア・エニックスから現在14巻が刊行、『賭ケグルイ双』や『賭ケグルイ妄』等のスピンオフ作品も各誌で発表されています。
今回ご紹介する『賭ケグルイ××』はアニメ第2期のことを指し、本作のアニメ版はMAPPAが制作をつとめ、2017年に第1期、2019年に第2期が放送されました。
それではテレビアニメ『賭ケグルイ××』のストーリーやその魅力を徹底的に解説していきます。
『賭ケグルイ××』のストーリー
本作の舞台は上流階級・政財界の子女が数多く通う名門でありながら、生徒同士のギャンブルで階級が決められるという異質なルールが存在する「私立百花王学園」。
学園ではジャンケンで持ち金を賭ける簡単なゲームから、本格的なポーカーやブラックジャック、ロシアンルーレットなどさまざまなカジノゲームやギャンブルが行われており、敗北が続くと「家畜」に成り下がってしまいます。
特に学園の生徒会長・桃喰綺羅莉(ももばみ きらり)は圧倒的なギャンブルの腕を持っており、彼女に逆らえる人間は誰もいませんでした。
しかし清楚な見た目にそぐわず「賭ケグルイ」である主人公・蛇喰夢子(じゃばみ ゆめこ)により生徒会役員は次々と倒されてしまいます。
綺羅莉はこれを受けて生徒会の解散を宣言し、支給されるチップをギャンブルで争って最も多くのチップを持つ者を生徒会長に任命すると決断したのでした。
さらに生徒会選挙は会長を決めるだけでなく、綺羅莉が当主を務める「百喰(ももばみ)一族」の次期当主をめぐる争いとしても使われることに。
学園には苗字に「喰」を冠する分家の人間が加わり、さらに夢子も「喰」の字を持つことから「百喰一族」の生徒から様々なギャンブルを持ちかけられます。
それぞれの思惑が飛び交う中、権力の頂点である会長と「百喰一族」当主の座を賭けた究極のギャンブル戦が始まったのでした。
『賭ケグルイ××』の魅力
ギャンブル×学園という異色の組み合わせが面白い
ギャンブルを題材とした作品は既存で数多く存在していますが、ギャンブルで階級制度を決める学園という設定はかなり異色ですよね。
本作は特に登場人物たちが顔を歪める「顔芸」が話題ですが、見目麗しい生徒たちがギャンブルにのめり込んで狂っていく様子は圧巻です。
どんな恐怖にも臆せずギャンブルを楽しむ夢子から目が離せない!
夢子は黒髪でお淑やかな美少女といった風貌ですが、その正体は極限までリスクを負うギャンブルを好む「賭ケグルイ」です。
挑むギャンブルには自分の指や命を賭ける危険なゲームもありますが、夢子はどれほど追い詰められても逆に興奮してしまうほど。
異常ともいえる夢子のギャンブルへの熱情はヒヤヒヤする反面、観ていてスカッとしますよ!
オリジナルキャラクター「×喰 零」の過去が切ない
本作にはアニメのオリジナルキャラクターである×喰 零(ばつばみ れい)がキーパーソンとして登場します。
零は過去に「百喰一族」に負け、文字通りに名前を「喰」われた落ちぶれた家の出であり、一族に復讐することを目的に生きてきたのでした。
夢子に負けることで改心した零でしたが、一族の抱える闇が垣間見えて何とも切ないですよね。
いかがでしたでしょうか?ギャンブルに馴染みがない方も楽しめるアニメですので、ぜひ観てみてくださいね。
最後まで読んでくださってありがとうございました!