『はたらく細胞』の魅力を徹底解説!【学習に役立つ】擬人化コメディアニメ
『はたらく細胞』の概要
『はたらく細胞』は『月刊少年シリウス』で2015年3月号から2021年3月号まで連載された、清水茜さんによる漫画作品です。
単行本が講談社から全6巻が刊行されており、スピンオフ作品として『はたらく細胞BLACK』等が別誌で連載されています。
今回紹介するテレビアニメ版はdavid productionが制作をつとめ、2018年に第1期が、2021年に第2期が放送されました。
アニメ『はたらく細胞』のストーリー
舞台はさまざまな細胞や細菌、ウイルスまでもが擬人化・モンスター化した人間の体の中です。
ドジで方向音痴な女主人公・AE3803(作中では「赤血球」と呼ばれる)は、酸素や栄養を届ける仕事に苦戦していました。
ある日、仕事をしていた赤血球は、体内に侵入してきた「肺炎球菌」に突如襲われてしまいます。
恐怖のあまり赤血球が目を閉じてしまったその瞬間、何者かが走ってきて目の前で肺炎球菌が切り裂かれました。
体内に存在する好中球の一種である白血球の男性・1146番(作中では「白血球」と呼ばれる)達が助けてくれたのです。
白血球は細菌やウイルスの駆除を主な仕事とし、体内のパトロールを行っている細胞です。
助けてくれた白血球に対して赤血球はお礼を言いますが、白血球の持つ細菌を感知する装置「レセプター」がまだ反応しています。
どうやら生き残りの肺炎球菌が逃走しているらしく、ひとまず赤血球は白血球に案内を頼み、酸素を詰めた段ボールを目的地の肺まで運ぶことに。
途中で白血球と別れ、赤血球は肺の毛細血管に辿り着きますが、なんと運んでいた段ボールの中に肺炎球菌が潜んでいたのでした。
毛細血管内で肺炎球菌と二人きりになってしまい、今度こそ死を覚悟した赤血球でしたが、突然上部から白血球が現れます。
白血球は細胞間を自由に移動できる「遊走」という機能を持っており、レセプターの反応を怪しんで移動してきたのでした。
肺炎球菌と戦う白血球でしたが、莢膜(きょうまく)という強力な盾に苦戦し、赤血球を誘導してある場所に走り出します。
向かった先は気管支で、床に引かれた赤線を越えた肺炎球菌は謎のカプセルに包まれて運ばれ始めました。
必死に抵抗する肺炎球菌ですがカプセルは頑丈でびくともせず、そのままロケットに積み込まれます。
ロケットは予定時刻通りに発射が行われ、肺炎球菌は「くしゃみ」として体外に排出されたのでした。
細胞たちの活躍で体内に平和がもたらされた後に、赤血球は白血球に「また、会えますか」と尋ねます。
白血球、赤血球ともに個体数が非常に多いため、会える確証はないものの白血球は「同じ世界で働いてるんだ……いつか会えるさ」と答えるのでした。
アニメ『はたらく細胞』の魅力
コミカルに生物学・医学を学ぶことができる
本作では細胞や細菌等が擬人化され、体内に建物が建っているなど体内の様子が現実世界にはるかに近い形で描写されています。
コメディアニメとしても楽しめるのですが、非常に正確な描写から高校や大学の授業でも引き合いに出されており、学習にも役立つ作品になっています!
登場人物のキャラ作りがしっかりしている
本作では細胞たちに呼びやすい名前はついていませんが、見分けがつくようしっかりキャラが作り込まれています。
回を追うごとに登場人物も増えるので、あなたの推しキャラもきっと見つかるはずです!
いかがでしたでしょうか?楽しみながら生物学の知識を得ることができるので、本当におすすめの作品です。
最後まで読んでくださってありがとうございました!